エンディングノートを活用!介護費用はどの程度使っても大丈夫?

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介護認定が低いと、使えるサービスも限られがち。

困りごとに対しなんとか自分や家族で解決できればいいですが、それが難しい場合、便利グッズを活用したり民間サービスを検討することも一つです。しかし高額になりやすいですから、自分の財産や残しておくべきお金を把握して、どの程度使っても大丈夫なのかイメージできるといいですね。そういうときは、エンディングノートを活用してみましょう。

目次

そもそもエンディングノートとは?

エンディングノートとは、自分に関する情報や、人生の終わりへ向けて意志や希望を記録するノートです。

いわば、これまでの自分史をまとめながら、今後の希望について書くノート。自分のこれまでの歴史や資産、医療介護についての希望など複数の項目に分かれており、空白を埋めていくスタイルです。記入していくと自分でも今後どんなふうに生活をしていきたいのかが見えてきます。

エンディングノートに遺言書のような法的効力はありませんので、難しく考える必要はありません。

エンディングノートを書くメリット

エンディングノートは、財産などお金について把握をする以外にも書くメリットがあります。

  1. 自分自身の価値観や生き方を再確認することができる。
  2. 今後の人生設計ができる。
  3. 自分の意志を伝えることで、万が一のときも遺族が迷うことなく行動できる。
  4. 大切な人への感謝の言葉や伝えたいことを残すことができる。

自分の考えを整理でき、かつ残された人にとって役に立ちます。

エンディングノートに書く具体的な内容

エンディングノートに書くこと①自分の情報

エンディングノートに書く自分の情報として、主に以下の内容があります。

  • 家系図などを含むこれまでの自分史
  • かかりつけ医や持病、公共料金の引き落とし口座、預貯金について、入っている保険など今の情報

自分史について

利用するノートによって書く内容は若干変わってきます。特に自分史については、ごくシンプルなものから各年代の思い出を書くもの、子供のころの夢を書くものまでさまざまです。書いておきたいのに書く欄がない場合は、自由に記入してもよいでしょう。

家系図というと仰々しいですが、親や兄弟、身近な親戚などわかる範囲で書くとよいです。自分に何かあったとき、連絡してもらいたい人として考えましょう。

今の情報について

今の情報について書く内容としては、主に以下の通りです。

  • 基本的な情報(住所や電話番号、メールアドレスなど)
  • かかりつけ医
  • 既往歴
  • 持病
  • 常備薬
  • 預貯金口座
  • 様々な料金の引き落とし口座
  • クレジットカード
  • 資産、負債
  • 加入している年金・保険 など

財産がある人は、遺言書の作成もしておくほうが良いです。

公的年金の管理や受給額のシュミレーションは、日本年金機構の「ねんきんネット」を利用すると便利です。インターネットを通じて、いつでもどこでもパソコンやスマートフォンから自身の年金記録を確認できます。さまざまな条件を設定し、将来受け取る老齢年金の見込額も試算できます。 ねんきんネット|日本年金機構 (nenkin.go.jp)

エンディングノートに書くこと②人生の終わりに向けた自分の意思や希望について

人生の終わりに向けた自分の意志や希望と言っても、元気なうちに書き始めると具体的には思いつきにくいですよね。

でも、元気なうちだからこそ自分の意志をしっかりと書き残すことができます。同時にこの先の人生をイメージし、お金の使い方なども整理することができるのです。

以下のようなことについて、今の自分の思いを書いておきましょう。考えが変われば書きかえても大丈夫です。

  • 医療処置や介護が必要になったときどのようにしてほしいかなど、医療介護の希望
  • 葬儀、お墓の希望
  • 大切な人への思い
  • その他気になること 

医療処置や介護が必要になったとき

例えば命の危機にさらされたとき、延命治療はどこまでしてほしいのか。介護を受けないと生活できなくなったとき、どこでどのように過ごしたいのか。希望を書いておけば、自分の意志を伝えられなくなっても家族が対応できます。

また、自分が希望する対応に費用がどの程度かかるのか、調べておくこともできますね。

葬儀、お墓の希望

どんな規模でどのような葬儀をしてほしいのか、お墓はどうしたいのか。準備しているものがあればそれを記入しましょう。

大切な人への思い

普段面と向かって言えない感謝の言葉など、大切な人への思いを記入するノートもあります。自由記入欄に書いてもいいですね。

その他、気になること

例えばペットのことや町内会のことなど、自分の生活を改めて考えると気になることがたくさん出てくると思います。

大切なことがあれば書いておきましょう。

エンディングノートはどこで手に入るの?

エンディングノートは書店や文房具売り場、ネットショップ、百均などで購入可能です。

オススメはネットショップ。実店舗よりたくさんの種類があり、さまざまな工夫がされたノートを見比べることができます。レビューで評価を確認することも可能。費用の相場は1,000円前後が主流ですが、サイトの割引キャペーンやクーポンを利用すればお得に手に入れることもできます。

無料で利用したい人は、自治体や葬儀業者が配布していることもあるのでチェックしてみてください。

無料ダウンロードできるアプリもありますが、必要なとき残された人が確認できるようにしておきましょう。

今回はネットショップで販売されている、特徴的な3冊をご紹介します。

エンディングノートレビュー(楽天市場)特徴
<コクヨ もしもの時に役立つノート>
法律監修:法律事務所オーセンス 出版社:コクヨ株式会社
コクヨから発売されているエンディングノート。
弁護士ドットコムが特別協力しており、評価も
高く安心の一冊です。中紙には筆記性に優れた
「コクヨ帳簿紙」を採用。簡易ディスクケース
付き。
<一番わかりやすいエンディングノート>
監修:東優(行政書士) 出版社:リベラル社
行政書士監修。巻末に切り取れる「マル秘カード」
があり、暗証番号を保護するスクラッチシール
が付いています。必要な時がきたらキーパーソン
にシールを削ってもらえる仕組み。
<父よ!母よ!これだけは書き残してくれノート>
出版社:自分図鑑合同会社
親子の会話形式で表現も軽め。若者向けです。
パソコンで情報を管理したい人は、無料の
Excel書式がダウンロードできます。
エンディングノート(楽天市場より抜粋)



まとめ

介護費用をどの程度使えるのか見当するのに、エンディングノートが役立ちます。

エンディングノートとは、人生の終わりに向けて自分の意志や希望を記録するノートのことです。

書店や百均、ネットショップなどでも販売していますが、自治体や葬儀社によって無料配布されていたり、無料ダウンロードできるアプリもあります。

エンディングノートに書く内容は、主に以下のことです。

  1. 自分史について
  2. 今の情報について
  3. 医療処置や介護が必要になったときの希望
  4. 葬儀、お墓の希望
  5. 大切な人への思い
  6. その他、気になること

どんなエンディングノートを手に取っても、そこに書かれている項目すべてを埋める必要はありません。もちろん、書いていたことを後々書きかえてもかまいません。

気に入ったノートを使って、これまでの人生、今の状況、今後の希望を書く中で、自分自身の人生を客観的に見ることができてきます。そうすると、自分が望む老後を過ごすためにはどの程度の介護費用が必要なのか、どの程度なら使えるのかわかってくるでしょう。

その他の利点も含めて、ぜひエンディングノートの作成を検討してみてくださいね。

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